その悲しみの向こうに
今朝、なぜだか電気がついていない
職場の長い通路を歩きながら
彼女の抱えた悲しみを思った
曲がりくねった暗いトンネルを、まだ、さまよっているの?いつか、
つらいことが押し寄せてくると
まるで思考することを拒むかのように
眠くなると言ってたね。
そのつらさから逃れるように
混沌と眠りつづけるのだとしたら
ソレは、ある意味幸せとも言える
眠れなくなってしまうヒトも大勢いるのだから…
だけど、そうではなく
パニックになってたと聞いた
薬で眠りについたのだと。
今はまだ、何も考えられないと思うけれど
だけど、こんなときだからこそ
思い出して…
すべてに意味があると言うことを
何ひとつ、無駄ではないと言うことを。
その意味が分かるのは
まだ、もっと先だとしても。
必ず、これでよかったのだから
悲しまないで…。
もう
悲しまないでね。
ここからが
新たなスタートなんだよ…